一言に「しわ」といっても、実はその深さによってさまざまなタイプが存在することはあまり知られていません。
それぞれのタイプごとに原因も違い、治療やお手入れも異なります。さまざまなしわのタイプを知って上手に対策をしましょう。

しわの種類

  • 表在性しわ(小じわ)
  • 表情じわ
  • 真皮性しわ(深いしわ)
  • たるみ

乾燥による第1段階〈表在性しわ〉のほかに、真皮のコラーゲン線維、エラスチン線維の変性・減少による第2段階〈真皮性しわ〉、さらに第3段階では筋肉の衰えも加わり〈たるみ〉になります。また、これに表情筋が収縮したときに出現する〈表情しわ〉もあります。

第1段階の〈表在性しわ〉は正しいスキンケアを行うことで回復・予防ができますが、第2、第3段階まで進むとスキンケアのみでは回復が難しくなります。
正しいスキンケアやボツリヌストキシン注射剤などにより、深く刻まれたしわを増やさないようにすることがおすすめです。

表在性しわ(小じわ)

細かいさざなみのようなちりめん状のしわ。目元や口元に出来やすい

原因

主に乾燥

予防

保湿力重視のスキンケア

セラミド・グリセリン・アミノ酸などの保湿剤や、エモリエント効果のあるワセリン、スクワランなどの油性成分が効果的
※エモリエント効果とは、「皮膚からの水分蒸散を抑えてうるおいを保ち、皮膚を柔らかく保つ」効果のこと

表情じわ

目元の笑いじわ、眉間、額などのしわ

原因

同じ表情を繰り返すことで表情筋が収縮して出来る

治療

ボツリヌストキシン注射

「ボツリヌストキシン注射」とは

ボツリヌス菌により産生される天然のたんぱく質から抽出された注射剤のことで、筋弛緩作用や交感神経の働きをブロックする作用があります。
表情筋の動きを弱め、表情じわを目立たなくすると同時にしわが刻まれることを予防します。
深いしわになる前に開始することで未来のしわ予防の効果が期待できます。
※ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません

深いしわ

目尻、口元、眉間、額に刻まれてしまったしわ

原因:加齢や紫外線の影響で真皮にあるコラーゲンやエラスチンがダメージを受け、お肌の弾力性や柔軟性が失われることで出来る

治療:真皮にあるコラーゲンやエラスチンの増生を促すフラクショナルレーザーやショッピングスレッド、刻まれてしまったシワを埋めるヒアルロン酸注入など

たるみ

まぶた、目の下(くま)、毛穴、フェイスライン、口元など顔全体で起こる

原因:加齢により、顔面骨の萎縮、靱帯のたるみ、脂肪の減少

治療:リフトアップレーザー、ヒアルロン酸注入、ショッピングリフト、糸リフト、切開リフト

※自己流マッサージはしわやたるみの原因になるので厳禁です