目次

光線療法・エキシマライトとは

効果

適応症

治療法

注意点

この治療ができない方


光線療法・エキシマライトとは

光線療法・エキシマライトは、特定の波長の光を用いた治療法の一つです。皮膚疾患の治療に広く用いられており、特に炎症性皮膚疾患や免疫系に関連した疾患に効果があります。

昔から日光浴はアトピー性皮膚炎のかゆみや、乾癬に効果があるとされてきたように、紫外線には皮膚病に対する効果があることが知られています。紫外線には免疫反応を抑える作用があり、正しく利用することで様々な皮膚病を改善する効果があります。
紫外線には波長によってUVA(320~400nm)とUVB(280~320nm)の2種類があります。
このうち、皮膚の改善により有効なUVBの波長から皮膚がん発生の要因となる波長が出ないように工夫された装置が現在では多く皮膚治療に使用され、一般的に下記の2種類が使用されます。

  • ナローバンドUVB(NB-UVB):311nmを中心とする照射域の装置
  • エキシマライト:308nmの光線発生装置 局所的な治療に適している

適応疾患と費用

保険適応疾患
  • アトピー性皮膚炎
  • 尋常性乾癬
  • 尋常性白斑
  • 掌蹠膿疱症
  • 類乾癬
  • 円形脱毛症
  • 慢性苔癬状粃糠疹
  • 菌状息肉症
  • 悪性リンパ腫
保険適応外だが有効性が報告されているもの
  • 皮膚そう痒症
  • 強皮症 など
費用

1回約1,000円(3割負担の方)

治療法

最初は週2回程度の照射から始め、症状が落ち着いてきたら1-2週間に1回程度の照射を続けていきます。
1回の治療は5-10分程度で終了するため、出勤前や帰宅前のスキマ時間なども活用しながら継続して治療を続けると効果的です。
治療の回数や期間は患者の症状や疾患によって異なりますが、通常は数週間から数ヶ月続けることが多いです。

注意点

治療中は皮膚が日焼けしやすくなるため、治療後は紫外線を避けたり、日焼け止めを適切に使用することが大切です。また、治療中には皮膚の乾燥やかゆみが起こることがありますが、適切なスキンケアを行うことで軽減できます。

また、水いぼなどがある部位に照射すると広がりやすくなるため注意が必要です。

この治療ができない方

  • 皮膚がんやその既往のある人
  • 光線過敏症など、光線で強い炎症を起こしやすい人(膠原病で治療中の方など)
  • 光線で炎症を起こしやすくなる湿布薬や内服薬を投与されている人
  • 免疫抑制剤の治療をされている人
  • 10歳未満の人(ターゲット型光線療法は除く)