「蕁麻疹(じんましん)について」

蕁麻疹は、かゆみを伴う発赤が体のあちこちに現れる皮膚の症状です。発赤は一時的で、24時間以内に消えるのが特徴です。蕁麻疹はいくつかの種類に分かれます。

「蕁麻疹の種類」

  1. 急性蕁麻疹(急性じんましん):毎日のように症状が現れる蕁麻疹で、発症して1ヶ月以内のものです。主な原因は細菌やウイルス感染です。
  2. 慢性蕁麻疹(慢性じんましん):毎日のように症状が現れる蕁麻疹で、発症して1ヶ月以上経過したものです。原因が特定できないことが多いため、「特発性蕁麻疹」と呼ばれることもあります。
  3. 物理性蕁麻疹(物理性じんましん):物理的な刺激(摩擦、圧迫、寒冷、温熱など)によって起こる蕁麻疹です。
  4. コリン性蕁麻疹(コリン性じんましん):汗をかくことで起こる蕁麻疹で、小児から若い成人に多く見られます。
  5. アレルギー性蕁麻疹(アレルギー性じんましん):特定の物質(アレルゲン)に反応して起こる蕁麻疹です。

「ストレスと蕁麻疹の関係」 ストレスは蕁麻疹の原因や悪化要因となることがあります。心理学的な調査では、慢性蕁麻疹を持つ人にはストレス状態にあることが多く報告されています。睡眠不足やストレスが引き金となって蕁麻疹が現れることもあります。

「蕁麻疹と内臓の関係」 ほとんどの蕁麻疹は内臓の病気からくるものではありませんが、一部の蕁麻疹では甲状腺疾患や膠原病などの病気が原因となることがあります。しかし、内臓の病気からくる蕁麻疹は稀なため、一般的な蕁麻疹とは異なる場合が多いです。

「蕁麻疹の治療」 蕁麻疹の治療では、まず抗アレルギー剤の内服が行われます。抗アレルギー剤の効果には個人差がありますが、通常3〜4日で効果が現れることが期待されます。治療効果が不十分な場合は、内服量を調整したり、他の治療法を検討します。

「検査について」 特定の原因がわからない特発性蕁麻疹の場合は、採血検査などはほとんど役に立たないことが多いです。一方で、甲状腺疾患や膠原病が疑われる場合は、採血を行い原因を調べることがあります。